#7~日本漫族BAR~
こんばんは。
梅雨の訪れを感じさせる気候が続きますね。
東京では5日連続日照時間ゼロだとか。
小氷期か。
さて、今回からはお気に入りの漫画をおすすめしていきたいと思います!
…え?
「このブログ、ノージャンルすぎやしないか?」って?
そうですね…
無形の型こそ武の極致である。
とだけ答えておきましょうかね。
というわけで今回紹介するのは…
はいドン!
「ブルーピリオド」です!
ドードー、落ち着いて。
わかりますよ?
「マンガ大賞2020にて大賞を受賞したことでも有名な現在月刊アフタヌーンにて大工氷連載中の名作を知らねえわけねえだろ」と仰りたいんでしょ?
まあ初回ですからね。「週刊誌しか知らな~い」という層向けての紹介ということでここはひとつ…!
ご存じの方はね、こう、温かい目で見守ってください!
あ、一話のネタバレがあるので先にURL置いときますね。
まずは公式サイトのあらすじをば…
成績優秀かつスクールカースト上位の充実した毎日を送りつつ、どこか空虚な焦燥感を感じて生きる高校生・矢口八虎(やぐち やとら)は、ある日、一枚の絵に心奪われる。 その衝撃は八虎を駆り立て、美しくも厳しい美術の世界へ身を投じていく。 美術のノウハウうんちく満載、美大を目指して青春を燃やすスポコン受験物語、八虎と仲間たちの戦いが始まる!
いや面白ッ!あらすじの時点で僕の心臓のBPMが190になったわ!!
冗談は置いといて…
筆者の思うこの作品の最大の魅力は「丁寧な心情描写」です。
例えばこのシーン。
普段は饒舌な八虎が、先輩の絵を見て文字通り言葉を失う瞬間です。
たまんねェ~!普段いろいろ考えて賢く立ち回ってる”優等生”が、モノローグでうだうだいう暇もなく絵の魅力でぶん殴られてるシーンたまんねェよ~!
それとここ。
周りに合わせて吸っていただけのタバコを、朝の渋谷で一人吸うこのシーン。
セリフが無いくせに情報量が多すぎる、現代のチャップリンか?
あとはここ。
はい出ました。名シーンですね。
照れくさい、恥ずかしいと思って言えなかった「自分の好き」を肯定してくれる一言によって、喉の奥につっかえていたものが取れた瞬間です。
無邪気な子供みたいな目しやがって。おめでとうだわ!
一話だけでもまだ大量にありますがキリがない。
全ページスクショしたいくらいですがこの辺で勘弁してやるか…
とにかく八虎が自分で作っていた殻を破り、そのうちにあるものを表現しようと葛藤する様は、表現者に限らず多くの人の心を揺さぶること請け合いです。
エネルギーが有り余っている人!
途中の展開のしんどさにエネルギー削られるのでおススメです!
自粛期間中何もやる気が起きない人!
停滞していることが非常に怖くなるのでおススメです!
うまく立ち回って生きていると思っている人!
自分の殻を破りたくなるのでおススメです!
全7巻が好評発売中!
リンク先で二話まで読めるので、今夜寝る前に…
読んでみてください!!